糖尿病と歯周病

地域のホームドクター『座間歯科医院』

場所は住宅街の中にあります🏡

最寄り駅は相武台下です✨

座間歯科医院 院長です🌿

今日の話題は「糖尿病と歯周病」です❕

ひとまず、今日はそれぞれの疾患について、ご紹介します。

<歯周病とは>
歯周病といったら、日本人の歯を失う原因No1🥇の口腔疾患です。
歯周病は細菌感染症であり、慢性的に歯周組織(歯槽骨や歯肉)に細菌が作る内毒素を放出して、骨や肉を溶かして食べています。
ゆっくりと進む病気で虫歯のように痛くもないのに、歯医者さんに久々に行ったら「歯を抜かないとならない。本当に!?」という話がでやすい疾患です💦

<歯周病のチェックポイント>

✓ ハブラシの時に出血する
✓ 朝起きたときに歯肉に違和感がある
✓ 口臭を指摘された
✓ 歯肉が下がって、歯が長く見えるようになった
✓ 体調が悪くなると歯肉が腫れる
✓ 歯の揺れを感じることがある

さて、そんな歯周病と糖尿病の関係について、皆さんどのくらいご存じなんでしょうか❓
毎日診療していても、全身疾患と歯周病の関係性についてのお話など、ご高齢の方から結構人気のある話題だなー👴👵と感じています。

歯周病が悪いと、血糖値も悪い


次は糖尿病について、ご紹介します。

<糖尿病とは>
糖尿病は、すい臓から分泌されるホルモン「インスリン」の作用が阻害されるのが、病態です。
インスリンホルモン、これは血液の中の栄養(ブドウ糖)の濃度のコントロールをしています。
血中の糖の濃度(血糖値)は、高すぎても、低すぎてもダメです。
何事もほどほどが一番、濃すぎる血糖は血管を痛めてボロボロにしてしまいます。

血管は全身をめぐる、体の中の線路です。 
線路が壊れてしまったら、電車は通れなくなり、栄養も運べなくなります。

<高血糖が続くと、どうなるのか?>
血糖値が上がった状態が、長い間続く(どのくらいとはいいにくい)と、血管が痛み、全身に影響がでてきます。

・糖尿病性網膜症
目のフィルムにあたる網膜が痛み、最悪失明してしまいます👀
人間は視覚からの情報が9割、という話があります。
成人してからの突然の失明は、その方の人生の満足度を大きく下げます。
本当に辛い、残酷な状態だと言えるでしょう。


・糖尿病性腎症
糖尿病三大合併症の一つとされている疾患
です。
糖尿病によって高血糖状態が持続し、腎臓の内部に張り巡らされている細小血管が障害を受けることで発症します。
悪化すると腎不全に移行し、血液透析などが必要となることもあります。
定期的な人工透析が必要になると、医療費の増大・災害時には命の危険となりえます💦

・糖尿病性 足潰瘍
毛細血管のダメージが原因で、足など末梢(まっしょう)の血管で、潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)が発生。 感染が起こりやすく、神経障害のため痛みを感じにくく、虚血により患部に血液が渡らず、壊疽が起こります。
治療方法は足の切断が治療方法となりえます👣💦

<足って大切>

足は第2の心臓と言われているほど、大切な器官です。
というのも、足を使って歩くことで下半身の筋肉を収縮させ、ポンプのように全身の血液をめぐらせているからです。
糖尿病の方が足を失うことは、健康を維持するための大切な歩行を失うことに繋がります。
自身の血糖値のコントロール、足への細やかなチェックはとても大切だと言えますね❕

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です