歯を削らないよ、ホールディングアーチ②

地域のホームドクター『座間歯科医院』

場所は住宅街の中にあります🏡

最寄り駅は相武台下です✨

座間歯科医院 院長です🌿

今回は、小児の歯の生え変わりのスペースを守る、ホールディングアーチについて、ひきつづきお話していきます😊

このホールディングアーチは、歯を削らないで作ることができます。
歯質を保存できる、保存的な治療方法だといえるでしょう👓
子供達の使用する保隙装置としては、歯を削って被せものごと作る、クラウンループという装置もあるんですが、それとは違うタイプの装置なんです👀

ホールディングアーチは、できるだけ歯にあったサイズのバンド(金属の輪っか)を歯に装着する際に、接着剤でつけます🌼
この時に使用する接着剤は、グラスアイオノマーセメントというものを使います。
バンドと歯の間のすきまを、このグラスアイオノマーセメントが満たすことが、実は虫歯を予防するのです✨

<グラスアイオノマーセメントの特徴>
①生体親和性:人体において、刺激性がすくない材料です🌟
②フッ素徐放性:フッ素を徐々に萌出するタイプのセメントで、歯を虫歯の出す酸に強くしてくれます🦷
③歯質接着性:歯(特にエナメル質)、金属との接着性がある❕

この特性があるので、グラスアイオノマーセメントは矯正装置のバンドの合着に使用されているんですね📚

このセメントが隙間をふさぐことで、虫歯菌や食べ物がバンドと歯のすき間に入らないようになります🍭
更にフッ素徐放性で歯質の耐酸性の向上させてくれます🎵
バンドからセメントがはみ出ている位がちょうどいいので、あんまり余分なセメントを除去しないようにした方が良いんです。

🌟グラスアイオノマーセメントは固まるまでは柔らかく、味はちょっとすっぱいです。
唾液などの水分がつくと、固まるのに失敗して早くに外れる原因となるので、しっかりと防湿(乾燥)させていくのがポイントです🌻

それでは、また👋

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