乳歯のすき間を守る装置 ホールディングアーチ①

地域のホームドクター『座間歯科医院』

場所は住宅街の中にあります🏡

最寄り駅は相武台下です✨

座間歯科医院 院長です🌿

今回は子供達の歯が生え変わる際に『乳歯のすき間を守る装置』についてご説明させていただきます。
当院で使用している装置は、ホールディングアーチです📚

ホールディングアーチ


この装置は歯を積極的に動かすというより・・・
むしろ動かさない、ことを目的にしています✨
第二乳臼歯が抜けたあとに生えてくる、大人の歯=第二小臼歯が生えてくるまでのスペースを保持するために装着します。

第二乳臼歯はとても「太っちょ」な子供の歯です。
後から生えてくる第二小臼歯は、もっと細い形をしています🦷
そのサイズの差から生み出されるスペースを専門的には「リーウェイスペース」と呼びます👓

乳歯側方歯(乳犬歯、第一乳臼歯、第二乳臼歯)の歯冠近遠心幅径の総和
永久歯側方歯(犬歯、第一小臼歯、第小章臼歯)の歯冠近遠心幅径の総和
との差を指します👀

具体的には・・・
上顎で片側1mm
下顎で片側2-3mm とされてます🌼

『そんなにスペースが生まれるのなら、自然に歯のガタガタは解消していくはず❓』
と思うではないですか。

答えはNoです💦
ガタガタしている歯が、リーウェイスペースを消費してキレイになる可能性は低いです。

なぜならば、乳歯の抜けたすき間があると、一本奥にある奥歯が前方に移動してくるからです❕
結構早く移動してくるので、2週間もあれば、スペースは ほとんど消えてしまいます😲

二週間未満で前歯のガタガタは改善しませんが、奥歯の移動は終わってスペースが無くなってしまいます😓

歯を削らず、痛みも少なく、歯のガタガタを改善してくれる装置として、小児矯正の治療の中で使用します🌻

この治療が適応できるのは、主に第二乳臼歯が抜ける前のお子さんです💖
この装置だけでも、治療しておりますので、どうぞお気軽にお声がけください👋

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