TCH は 困りもの
地域のホームドクター『座間歯科医院』
場所は住宅街の中にあります🏡
最寄り駅は相武台下です✨
座間歯科医院 院長です🌿
さて今回は「TCH は 困りもの」についてお話します😊
TCH とは、『Tooth Contacting Habit』
(上下歯列接触癖じょうげしれつせっしょくへき)のことです📚
これは本人が意識していることもあれば、無意識のときもあるのですが、上下の歯をくっつけてしまっている状態を指します👓
本来、人の歯は下顎安静位といって、上下の歯の間は少し開いているのが良い顎の状態だとされています。
何かものを噛んでいない時は、2-3mm歯の間にすき間があるのが、自然なのです🦷
顎から力が抜けた、ラクチンな状態だとされています🎵
<なぜ TCH は 困りものなのか?>
人間の歯は子供の歯(乳歯)から、大人の歯(永久歯)に生え変わった後、一生そのままです。
虫歯や割れた歯が自然に再生することはないし、生え変わることもありません。
(サメ🦈は歯がどんどん生え変わるし、ネズミ🐭は歯が一生伸び続けるのにね!)
歯の表層を覆うエナメル質は非常に硬く、ダイヤモンド位の硬度を持っています💎
でも強い力や、衝撃に対して欠けたり、割れることがあります。
歯は食いしばったり、やたらと固いものを咬んだりすると、目には見えずともダメージが蓄積されています👀
歯は硬いけれども衝撃に弱い性質があり(瀬戸物みたいに)、歯を取り囲む歯槽骨は案外細くて薄いものだからです🦴
顎の筋肉は体重+20Kgくらい (結構な力ですよね💪)の力を出すことができます。
顎の筋肉の過緊張の状態ですと、歯はすり減って欠けていく、一方通行の道をたどっています🍃
日本人の寿命は延びており、人生100年近くなっています。
でも最後まで歯を健康に維持しつづけている人は、決して多くありません。
歯の失われる理由の一つがTCHなのです。
歯を守るためには、TCH があると困ってしまうのは、そういうわけなのです🍵