血糖値と歯周病
地域のホームドクター『座間歯科医院』
場所は住宅街の中にあります🏡
最寄り駅は相武台下です✨
座間歯科医院 院長です🌿
今日は「血糖値と歯周病」について、お話したいと思います🦷
歯周病菌が産生する毒素「サイトカイン」が血管に入り込むと、血液をとおして全身に運ばれます。
歯周病が重度であるほど、いつも血がでている状態がつづくため、血管内にサイトカインや歯周病菌が入り込む頻度は高くなります💦
このサイトカインが全身に放出されると、血糖値をコントロールするインスリンがききにくくなり、糖尿病の発症・進行が起こりやすくなるのです👀
アメリカの米国国民健康栄養調査では、歯周病患者が糖尿病を併発している確率は、歯周病でない人と比較して2倍とされています📚
歯周病があるというだけで、糖尿病のリスクは高まっているのです。
最近では歯周病と糖尿病は密接に関連していると言われており、歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究成果も数多く報告されています。
歯周病は、歯槽骨や歯茎が炎症を起こす病気で、歯が存在する限り起こる病気です。
一度改善した後に、二度とならないというものではありません👓
<歯周病の治療とは❓>
まずは、患者さん自身の歯ブラシでのブラッシング、歯間ブラシやフロスによるプラークコントロールをしっかり行う必要があります🦷
そして歯科医院では固くなってしまった、歯石を取り除いていきます。
家での歯ブラシでは、歯石をとることは、まず難しいからです😓
歯周病菌の石灰化した塊=歯石を取り除く(スケーリング)ことが治療となります🌼
スケーラーという、先端の鋭い金属の器具で歯面についた歯石をこそげ落としていきます。
歯茎の周りから細菌を除去することで、歯肉の炎症をコントロールしていきます💖
するとインスリン抵抗性が改善し、血糖コントロールも改善するということが、日本での研究を含めた多くの臨床研究から明らかになりました📝