TCHって、知ってます?
地域のホームドクター『座間歯科医院』
場所は住宅街の中にあります🏡
最寄り駅は相武台下です✨
座間歯科医院 院長です🌿
今日はTCHについて、お話したいと思います。
TCHとは、『Tooth Contacting Habit』(歯列接触癖)の略です❕
あなたが何もしていないとき、あなたの歯はどうなっていますか❓
とお聞きすると👂
『いや、意識してないから、よく分からない💦』おっしゃる方が多いです。
実は人間の上下の歯は、会話や食事をする際の接触する時間を含めて『一日20分程度』が正常だと言われています📚
上下の歯の接触、と聞くと「噛みしめ」や「食いしばり」
ガリガリ、カリカリといった擬音を思い浮かべる方が多いと思います🦷
しかしながら実際には上下の歯が接触する程度の力でも、口を閉じる筋肉は働いています👀💦
弱い力でも、ずっと続くことで筋肉は働き疲れてしまいます。
顎関節は押えつけらて、痛みを発する原因となるのです😢
<TCHの悪影響>
・歯にヒビが入ります
色素が入り込んで審美性が損なわれるほか、長期的には割れる可能性があります。
・歯のすり減り(咬耗)で、咬合高径=かみ合わせの高さが低くなる。
すり減りにより、被せもの、入れ歯などの治療の難易度が上がります。
・歯茎が下がってしまう歯肉退縮。
強すぎる咬合力は外傷性咬合となり、歯ぐきを弱らせます💦
・歯肉退縮にともなう知覚過敏になる。
歯茎が下がると、歯肉の下に隠れている歯根が露出します。
黄色い歯根の色調が気になって磨くと、歯ブラシと歯磨剤で削れてしまいます。
歯根の表面のセメント質は痛覚を感じるため、知覚過敏の症状が出る人もいます💦
・顎関節症になる。
閉口筋の過緊張により、筋膜炎や靭帯の痛みが生じることがあります。
かなり強いお痛みですが、歯そのものには原因が見当たらず、治療困難なお痛みとなることがあります。
・被せものが壊れやすい。
歯と同じか、歯より硬度が低い素材の被せものや詰め物は、壊れることが多いです。
逆に歯より硬い素材の被せものだと、歯が割れます。
TCHがあるからといって、かならずこのような不快症状が出るわけではありません。
でも塵も積もれば山となる❕
若いうちは問題が顕著にならずとも、40代、50代とご年齢が上がるとともに症状がでてくることがあります。
なので『痛くなくても、TCHは止めておこう』
そういうお話でした👋