Dr上原 『成長段階で変わる嚥下様式』
歯科医師の上原 玲子です🌻
趣味は登山、とアロマセラピーです🌲
私は今、座間歯科医院で歯周病治療、予防歯科、小児矯正などをメインに治療させていただいています。
前回は口腔機能発達不全症の嚥下について、お話をしました。
今回は『成長段階で変わる嚥下様式』についてお伝えしていきたいと思います😊
成人嚥下と乳児嚥下の違いを説明するために、まずは赤ちゃんの持つ原始反射について軽くお話する必要があります📚
赤ちゃんには生きていくための原始反射が備わっています✨
特におっぱいを飲むために必要なのは、吸啜反射、嚥下反射、探索反射、補足反射が挙げられます👶
これは新生児の写真です。
赤ちゃんには生まれてから半年くらいまで、自身の意思とは関係なく働く原始反射がそなわっています。
きっと生きていくために、人類が試行錯誤した結果なのだと思います。
さて、続きます🎵
吸啜反射は、口の元に指や乳首をもっていくと、強く吸い付きます。
(反射行動なので、本人お腹いっぱいでも吸い付いちゃうみたいです😊)
嚥下反射は、口の中の液体を飲みこむための反射です🌷
(これは私たちにも残る反射です)
探索反射は、頬や口の周りに指などが触れると、そちらに顔をむける反射です。
(ほっぺたを優しくつつくと、むにゅむにゅ動いて可愛いですよ💖)
補足反射も同様で、頬や口の周りに指などが触れると、そちらに顔をむけて咥えようとします。
これらの原始反射は月齢が進むと(半年くらい)、自然と消失していくものが多いです。
でも嚥下反射そのものは成人後も残ります🌼
次回は『正常嚥下と異常嚥下』について、お話していきたいと思います👋