Dr上原 『ニッケルアレルギー と CXCL4 』
歯科医師の上原 玲子です🌻
趣味は登山、とアロマセラピーです🌲
私は今、座間歯科医院で歯周病治療、予防歯科、小児矯正などをメインに治療させていただいています。
今回のお話は『ニッケルアレルギー』です。
ニッケルっていうと、眼鏡とかで使う超弾性の形状記憶合金とかですね。
腕時計、ピアス、ネックレス、指輪、歯科用金属、ペンキ、自転車、ビューラー etc
本当に様々なところで使用されています。
私も矯正治療でニッケルチタン合金のワイヤーを使うことが多いです。
というか、もはや必須! というレベルです💦
そんな身近な金属なのです。
しかし2017年に発表された東北大学の論文で、新たなことが分かりました❕
「金属がアレルギーを起こすためには、体の中の分子とくっつくことで、アレルゲンとして認められる」
というのが定説です。
しかしニッケルには、ニッケルを抗原として直接くっつくするニッケル結合タンパクがあったのです📚
新発見のタンパク質は、 CXCL4 と名づけられました。
科学技術の発達は、すごいものだと思います✨
次回はちょっと話が飛んでいますが・・・
『タバコと金属』について、お伝えしていきたいと思います。