脳卒中と歯周病
地域のホームドクター『座間歯科医院』
場所は住宅街の中にあります🏡
最寄り駅は相武台下です✨
座間歯科医院 院長です🌿
今回は「脳卒中と歯周病」についてお話します😊
脳卒中、嫌な響きですね・・・☠
これは脳の血管が切れたり、詰まったりすることで発生する、脳血管疾患です。
ここでおさらい❕
歯周病とは、慢性的に歯周病菌が歯茎や歯槽骨を溶かす病気です。
この歯周病菌の出す内毒素「炎症性 サイトカイン」は、血液に入り込み全身へと運ばれてしまいます💦
血管・血液の病気と歯周病は悪化しやすい関係性があります📚
血液は酸素と栄養を全身に運んでいます🍭
重度の歯周病患者だと、病巣から炎症性サイトカインが血流にのり、末梢から中枢へと移動していきます。
結果として歯茎が腫れていたのが、全身、脳の血管にも炎症ともかかわってしまうのです🧠
炎症性サイトカインの影響で、血管壁は厚みを増し、狭く狭窄を起こします。
細くて詰まりやすい血管になってしまうという意味です⚠
狭いホースの中に水を通すには、勢いがないとなりませんよね。
高圧力の血液を、弱った血管に流す・・・
血管が切れて脳内出血が起こりやすい感じは、イメージがつきますでしょうか❓
血管が詰まってしまった状態は、脳梗塞です。
どちらにしても脳に栄養が行かず、ダメージが残ります。
脳梗塞・脳内出血の結果、麻痺や不随が後遺症として残ることは多いですし、出血部位が生命の維持に関わる部位では死亡する原因になることも多いです。
歯周病は予防できる病気です。
脳の血管を触ることはできないけれども、出血しずらい歯茎にすることは個人の努力でできます✨
歯石の除去、プラークコントロール、歯間ブラシなど、日々の積み重ねが大切です🌻
歯茎から血が出ている方「もう遅い」と思わず、歯科のPMTC(プロのお掃除)と歯磨き指導を頑張っていただきたいです❕
倒れてから後悔するんじゃ、もったいないと思います👀