拡大床はどのように作られるか
歯科医師の上原 玲子です🌻
趣味は登山、とアロマセラピーです🌲
私は今、座間歯科医院で矯正歯科をメインに治療させていただいています。
無料矯正相談もしているので、お気軽にお声がけください🎶
さて今回は緩徐拡大床装置が、どのように作られるかお話ししたいと思います。
この装置を作る為には、まず患者様のお口の中の型どりをする必要があります。
型どりをした粘土みたいな印象材をお口の中に60秒くらい入れて、固まるのを待ちます。
この型どり、苦手な患者様が多いように感じます💦
吐き気止めのツボや、呼吸の方法、待ち時間の姿勢や、印象材の硬まる時間、トレーの調整など・・・👀
苦手でも頑張ってくださる患者様が、できるだけ気持ち悪くならないよう、全力を尽くして、型どりをしています‼
お口の型が採れたら、そこに石膏を流して石膏模型を作ります🌼
その後、石膏模型を装置を作りやすいように少し加工してから、装置の設計線を描いていきます。
その線に従って金属のワイヤーを曲げたり、拡大ネジをセットしたりします✨

銀ロウで蝋着したり、ずれないようにワックスで固定したり
ここは結構難しいところですね💪
今回はしっかりと奥歯にフィットするように、クローザットクラスプを組み込んでみました💓
その後、歯科用プラスチックで床部分を作ります。
十分にプラスチックの化学反応が終わったら、石膏模型から装置を取り外します。
この際に、装置を割らないように注意⚠します。
最後は歯科用の切削器具で痛くならないように形を整えたり、表面をツルツルに磨きます✿

これで完成です☕
装置を患者様にお渡しする時には、当たっていたいところがないか、その場で調整してお渡ししています☺