Dr上原 『正常嚥下と異常嚥下』
歯科医師の上原 玲子です🌻
趣味は登山、とアロマセラピーです🌲
私は今、座間歯科医院で歯周病治療、予防歯科、小児矯正などをメインに治療させていただいています。
今回は『正常嚥下と異常嚥下』の違い。
そして異常嚥下の何が問題なのか、解決方法についてもお伝えしていきたいと思います。
正常な成人嚥下では物を飲み込む際に、上下の歯をかみ合わせて、 舌の先を上あごに付けて嚥下します。
これに対して、舌の先を上下 の前歯の間から強く出すようにして嚥下する癖を異常嚥下癖といいます💦
舌突出癖とも言います📕
それでは、この図を見てください。
この絵は開咬=Open Biteが起こる原因について、説明をしています。
注目するポイントは、舌が前歯を押している3枚の絵のうち、真ん中と右側です。
中央の絵は、正常な成人嚥下における舌のスポットを表しています。
一方、右側では舌は前歯の間から飛び出ており、異常嚥下の舌突出癖をしています。
異常嚥下癖が続くと、上下顎前突(上下の前歯が突出)、開咬(奥歯でしっかり咬んでいても、上下に隙間が生じてしまう)などが生じる可能性があります。
異常嚥下癖の対応としては、正常な嚥下の訓練、筋機能療法=MFTなど があります。
ただ一度、不正咬合になってしまった歯並びは、異常嚥下癖が正常になったあとも残り続けます。
舌癖の改善とともにキレイに並んでいったら最高なのですが、中々そうならないケースが多いです。
そんな時は、矯正歯科の出番ですね🎉