Dr上原 『金属を含まないセラミックス』
歯科医師の上原 玲子です🌻
趣味は登山、とアロマセラピーです🌲
私は今、座間歯科医院で歯周病治療、予防歯科、小児矯正などをメインに治療させていただいています。
先日のblogの金属アレルギー関連の話で、金属を含むセラミックス、メタルボンドについてお話しました😊
今回は『金属を含まないセラミックス』の種類について、ご紹介します🎶
①オールセラミックス
名称の通り、すべてが「セラミック」でできています。
内側はアルミナという素材でできていて、外側はセラミックスで作られています👓
非常に美しく、非常に硬く、金属アレルギーが出ません✨
歯ぎしりなど、強い力が加わると割れることがあります。
②ハイブリッドセラミックス
レジン(歯科用プラスチック)にセラミックの粉を混ぜた素材です。
素材の性質上、プラスチックが水を吸って変色してしまいます💦
天然の歯に近い色、程よい硬さで、金属アレルギーは出ません✨
こちらも歯ぎしりなど強い力が加わると、割れることがあります。
③ジルコニアセラミックス
人工ダイヤモンドであるジルコニアを内側に使い、外側がセラミックで出来ています。
色合いはおそらく一番美しく、非常に固く、金属アレルギーが出ません✨
人工ダイヤモンドの裏打ちがあるおかげで、割れにくくなっているそうです。
④ラミネートべニア
歯の表面を一層削って、うすいセラミックスをくっつける治療方法です。
付け爪をイメージして頂けると分かりやすいかと思います。
非常に美しく、金属アレルギーが出ません✨
ラミネートべニアは薄いので、かみ合わせが良くなかったり、咬合力が強かったりすると、割れてしまうことがあります。
山手西洋館のガーデンの写真です。
赤い葉や、斑入りの葉があることで、花とは違った感じで庭が明るく見えますね☕
さて、セラミックスの話に戻ります。
今日ご紹介したセラミックスは、どれも透明感があったり、天然歯に近いように色付けされていてキレイです😊
もし硬さ、壊れにくさを表現するならば・・・
ジルコニアセラミックス>オールセラミックス>ハイブリッドセラミクス>ラミネートべニア
という感じでしょうか🌺
次回は、それぞれの適応と細かい違いについて、ご紹介していきたいと思います。
まずは『オールセラミックス』から👋