Dr上原 『タバコと金属』
歯科医師の上原 玲子です🌻
趣味は登山、とアロマセラピーです🌲
私は今、座間歯科医院で歯周病治療、予防歯科、小児矯正などをメインに治療させていただいています。
今回は『タバコと金属』のお話です。
まずタバコ🚬って、何からできているのかご存知でしょうか?
商品として流通している『煙草』
それは、南米原産のナス科のタバコ属の植物🍃を原料に作られています。
ナス科🍆といいますと・・・
トマト🍅、ジャガイモ、チョウセンアサガオ、ホオズキなどがナス科の仲間です。
そんなタバコですが、ニコチンという化学物質を豊富に含むのが特徴です✏
ニコチンは、アルカロイドの一種で血管を収縮し、血圧をあげる働きをします❕
また、脳などに存在する『鎮痛』作用を持つ、β-エンドルフィンを作るのを促進します。
そのため、煙草を吸うと一時的に不安を和らぐそうです☕
まぁ、その数十分後にニコチンが切れて、逆に不安になってしまうようですが・・・😓
「煙草は体に良くない」ということを言われています。
理由としては、約200種類の有害物質、70種類の発がん物質が含むことです。
またニコチンに対する依存性の起こりやすさは、ヘロイン、コカインと同等です💦
煙草を吸うことで、喫煙者本人、喫煙者の近くの空気、更には捨てたタバコから、上記の有害物質が放出されます。
さて、そんな煙草と金属の間にどのような関係性があるのでしょうか?
煙草にはニッケルやクロムなどの金属が含まれます。
歯科治療の金属でもニッケルが含まれています。
そう同じ金属『ニッケル』が入っているんです💦💦
ニッケルは CXCL4という『ニッケル結合タンパク』と結合します。
他の金属が人体で低分子のタンパクとくっついてから、アレルギーの原因となります。
人体で直接ニッケルのままアレルゲンとして認識されるため、アレルギーがとても起こりやすいです❕
月あたり25本以上の喫煙習慣がある方は、ニッケルに対して金属アレルギーのリスクが高まるという研究データがでています。
煙草を止めると金属アレルギーが治る✨
とは言えませんが、体の健康のために禁煙がおすすめされます💓
次回は『食品の中の金属』です👋