Dr上原 『アレルギーのおこりにくい金属』
歯科医師の上原 玲子です🌻
趣味は登山、とアロマセラピーです🌲
私は今、座間歯科医院で歯周病治療、予防歯科、小児矯正などをメインに治療させていただいています。
さて『アレルギーの起こりにくい金属』についてお話します😊
金属は、常温の水で反応するものもあれば、とても強い酸としか反応しないものもあります。
一つ一つ 元素により、イオン化傾向(水に溶けやすさ)にも違いがあります。
元素記号で書く、こんな感じです❕
Li > K > Ca > Na > Mg > Al > Zn > Fe > Ni > Sn > Pb > (H2) > Cu > Hg > Ag > Pt > Au
(これ、センター試験の問題ででたことがあるそうです📚)
Li=リチウム がイオン化傾向が大きく
Au=金 がイオン化傾向が一番小さいです。
歯科金属では
✨ 金 ✨
✨ チタン ✨
等が、アレルギーが起こりずらい金属と言われています🌻
<金>
金は詰め物、被せ物、入れ歯などによく使用します。
金箔をイメージしていただけると分かりやすいと思います🎶
加工すれば薄く延ばしやすく、柔らかい。
イオン化傾向が小さく、アレルギーが起こりにくいとされています😊
<チタン>
チタンもイオン化傾向が小さい金属です😊
お口の中でも陽イオンになりずらく、アレルギーが起こりずらいとされています。
チタンは酸素との結びつきが強く、金属の表面に「酸化被膜」という薄い膜を作ります。
この膜があることで、金属イオンが溶け出ないようになっているそうです👓
インプラントの土台に使用されています。
骨と結合する性質= オッセオインテグレーション が重宝✨されています。
しかし世の中には、金、チタンにアレルギーがある方もいらっしゃいます。
「どんな物質もアレルギーの原因となりうる」ことは、忘れてはならない!
と心にとめて、診療にあたりたいと思います。
次回は『金属アレルギーの検査方法』について👋