Dr上原 歯周病関連全身疾患『糖尿病』とは
歯科医師の上原 玲子です🌻
趣味は登山、とアロマセラピーです🌲
私は今、座間歯科医院で歯周病治療、予防歯科、小児矯正などをメインに治療させていただいています。
今日は『糖尿病』のお話をしたいと思います😊
まずは糖尿病について簡単に説明します。
私たちの体の中を流れる血液は、膵臓が出しているホルモン「インスリン」により、血糖値がコントロール✨されています。
血糖値とは、血液中の糖(栄養の一種)の濃度のことですね。
このインスリンが十分に働かず、血糖値がいつも高く⚠なることで糖尿病となってしまうのです😡
糖尿病は血液の通う臓器で、様々な悪いことをします。
特に・・・
1.糖尿病性網膜症
長期間の血糖コントロール不良で発生します。
成人の失明の最大の原因と言われています😭
2.糖尿病性腎症
たんぱく尿、低アルブミン血症、高脂血症などの腎機能の低下がおこります。
腎不全に至ると、透析が必要になります。
日本の透析患者さんの1/3は、糖尿病が原因です。
3.糖尿病性神経障害
抹消神経は、暑さ・寒さ、痛みを感じたり、身体を動かしたり、内臓の働きもコントロールしています。
高血糖が続くと、神経が破壊されてしまうんです⚡
初期はなんとなくしびれるようになり、進行すると痛みを感じなくなってしまいます。
一方歯周病も、日本では50代の方の9割💦がなっており、多くの方にとって他人事ではない病気です。
糖尿病も歯周病も、生活習慣病です。
この歯周病があると、糖尿病の血糖値が悪化する。
逆に糖尿病をお持ちの方は、歯周病が悪化している。
お互いの病気にとって、良くない相互関係がみられるのです👓。