歯科治療とPDCAサイクル
地域のホームドクター『座間歯科医院』
場所は住宅街の中にあります🏡
最寄り駅は相武台下です✨
座間歯科医院 院長です🌿
今日のお話は『歯科治療とPDCAサイクル』です。
私は初めて会う初診の患者さんを拝見するとき、病気の部位の一部にとらわれず、一口腔単位で口腔内の状態をみるように心がけています😊
特に強い痛みがない方、検診やクリーニングをご希望の患者さんは、そのまま拝見することが多いですね🌻
逆に痛みや腫れなどの辛い症状があるときは、検査をして症状や経過から、病状を推測することが大切です📚
患者さんの主訴、症状の推移、全身疾患、服薬情報を問診表に書いていただきます📝
それを踏まえつつ、口腔内チェック、歯周病検査、視診、打診、触診、温度診などを行います。
レントゲン検査、必要に応じてCT、MRIなどの検査を行い、まずは集めます🦷
症状の原因がわからないと、治療方法も選べないからです💦
治療計画の立案と実行に際して私が普段から頭の中で使っているのが、PDCAサイクルなんです❤
私は社会人編入で歯学部に進学していました✍
歯科医師になる前は、金融機関で就職をしていた時期があります💴
そのころに、社内研修の人事研修の際に教わったものです💻
PDCAサイクルとは
「Plan(計画)」
「Do(実行)」
「Check(評価)」
「Action(改善)」
の頭文字をとって名付けられた業務改善に関するフレームワークです。
継続的な業務改善や品質をより上げることを目的とし、企業、人事で利用されてます。
歯科治療においては、どのように活用できるのでしょうか❓
Plan:検査結果から、自分が良いと思う歯科治療計画の立案
Do:治療計画に基づき、基本的に1か所ずつ治療行為を行っていく
服薬、治療行為、生活習慣の見直し、他科への受診、時間経過を待つなどが、ここに当たります。
Check:治療により、症状にどのような変化があったかチェックする
最初と同じ検査を行う、患者さんから症状の変遷について聞き取り調査。
客観的データと本人の主観的データをそれぞれ集めます。
Action:改善、ここは今一度、治療計画を見直す良い機会です。
最初の治療計画が合っており、このまま治療を進めていくのか?
それとも病気に対する情報が増えたことで、治療計画を変更させて、より良い治療へ進めるのか?
時間の経過、服薬、治療消えた症状、消えない症状、痛みの強さに変化があったか、など確認していきます。
・まず、1本の歯が複数の問題を抱えていることはありえます。 (歯周病+虫歯の歯😿)
・更に、歯の治療しててもしてなくても、それとは関係なく進行していた別の部位の病気もあったりします。 (虫歯と親知らず、どちらもあって、両方痛いときだってあります⚠)
・1人の人が虫歯や歯周病があって、同時に流行性の感冒(かぜ)や、そのほか全身疾患に罹患していることもありますよね👀
・歯の痛みや頭痛が、高血圧、脳梗塞などの一症状であることだってあります😓
いつでも歯の治療のことを考えながらも、歯だけに集中しすぎず
一口腔全体を把握し、更に歯科領域での問題がなければ、それを伝えるようにしています🌼
より高次医療機関での検査・処置が必要だと判断した場合は、紹介状のご用意をします📨