歯が痛いときほど、歯科麻酔が効かない😢
地域のホームドクター『座間歯科医院』
場所は住宅街の中にあります🏡
最寄り駅は相武台下です✨
座間歯科医院 院長です🌿
本日は『歯が痛いときほど、歯科麻酔が効かない😢』について、お話します📚
歯がすごく痛いから❕
麻酔して痛みを取り除きたいのに😢
痛い時ほど麻酔が効かない⚠
なんと残念なことに、それは真実なんです👓
痛いから麻酔するのに、痛い時に効かないって、意味ないじゃん❕❕
って思いませんか? 私が痛い時だったら、きっとそう感じるはず🐭
虫歯、歯周病、親知らずの炎症など、歯科において色々と痛みがでる病気はあります。
歯科では、治療中の痛みを感じさせないために局所麻酔を使うことが多々あります。
<歯科麻酔を使用する時>
・虫歯を削るため (象牙質:歯の深くまで虫歯が進んでいるとき💦)
・歯の神経の治療 (歯の神経近くまで虫歯が侵入しているとき💦)
・歯周病の治療 (歯石とるのも、結構痛い時がありますよね❔)
・抜歯 (治療中痛みがでないよう、しっかり麻酔しないとです❕)
炎症とは、充血して赤くなり、やや熱感を持ち、腫れて痛みを感じる状態を言います👓
強い炎症を伴っている場合、麻酔薬がとても効きにくくなってしまうのです😢
理由は、炎症の起こっているところは、pHが酸性になっているからなんですって👀
<炎症と酸性の関係>
組織が炎症を起こしているとき、その部分には体を守る細胞たちが沢山集まっています。
好中球やマクロファージ、細菌をやっつけよう!と頑張っていると乳酸を産生したり、細菌の出した脂肪酸や低酸素によって、pHが低くなります。 酸性=pHが低い となります📚
麻酔薬はアルカリ性の環境下で、麻酔効果を発揮します💉
そのため炎症を起こしている酸性の組織に麻酔薬を作用させても、それが中和されてしまい効果が薄れてしまうのです😢
つまり、炎症が強い=痛い ほど酸性だから、アルカリ性の麻酔が効きにくいのです🦷
よく「親知らずが痛くなったので抜歯してほしい」という患者さんにお会いします。
奥歯で炎症が強い場合は、最も麻酔が効きにくい状況⚠と言えるでしょう。
上が痛いか下が痛いか分からず、夜も眠れないです・・・ と本当に痛そうにしていらっしゃいます。本当に辛そうで可哀想です。
そんな痛い中、本当に心苦しいのですが
「今は炎症が強く麻酔が効かないため、お薬で炎症を抑えてから抜歯しましょう。」
と言うことが多くあります。
その場合は抗生物質や消炎鎮痛剤、うがい薬などを処方して炎症が収まってから抜歯を行います。
埋伏している親知らず、難しい抜歯は、症状が緩和している間に口腔外科へ紹介状を持っていっていただいています✉
痛くなってもすぐに治療しない時もあります。
みなさん、定期健診で早期発見、早期治療がおススメです📢