歯科における行動療法
地域のホームドクター『座間歯科医院』
場所は住宅街の中にあります🏡
最寄り駅は相武台下です✨
座間歯科医院 院長です🌿
前回は歯の治療が苦手な人は多い、という話でした。
さて、好きじゃないけど、歯科治療を一般歯科で頑張ってみる🌼
と勇気を奮っている方もいると思います。
今日は座間歯科医院で取り入れている、歯科における行動療法について、ご紹介しましょう🎵
1.Tender Loving Care
テンダーラビングケア、直訳すると「やさしい思いやりのあるケア」という意味になります。
歯科治療に慣れない人にとって、見たことのない機械がある歯科医院は、未知への不安でいっぱいだと思います。
歯は再生しない硬組織なので、治療しないと虫歯は治りません。
やっぱり病気の治療はしなくてはならないんですけど、先生、スタッフはじめ、出来る限り怖がらせないよう、声のトーンを柔らかくして、優しく話しかけるよう心がけています。
2.Tell Show Do Technique
TSD法とも言われる系統的脱感作法で、歯科治療に対する恐怖心をやわらげることを目的に行います。
歯科治療の経験が浅く、何となく不安を強く持っている方に効果的だと言われています。
よく、治療前のお子様にTell(話す)、Show(見せる)、Do(行う)ことによって、段階的に歯科治療に対する恐怖心を克服していきます。
大人の場合、できるだけ治療内容の説明をし、虫歯が見えた時に一緒に確認したりするよう、歯科医師も心がけています。
実際の器具をみせて理解をしてもらいながら治療を進めていくので、未知への不安は少なくなります。
ただ治療に関するお話が長くなると、十分な処置時間が確保できないこともあります。
その場合にはその日は治療できませんので、お痛みが強い時は説明よりも処置時間を優先します。
![](https://zamashika.com/wp-content/uploads/2022/11/栗.jpg)
3.Operant Condtioning
オペラント条件付けとも言われ、良いことをした場合には正の強化因子を、悪いことをした場合には負の強化因子を与える行動療法です。
良い行いをしたら褒める、悪い行いをしたら注意をする👓 という意味になります。
<褒められる行い>
具体的にいうと歯周病治療での歯磨きを頑張ってくださった時には、その頑張りが素晴らしいのだと、しっかりと伝えるようにしています😊
歯科医院では、歯周ポケットからの出血、歯周ポケットの深さ、歯の動揺、歯石の量などを評価しています💗
『歯磨きを頑張ってくれたから、こんなに良くなっている』
これからも歯ぐきが健康で良い状態であるよう、歯科医院に通いながら自身の歯を守っていきましょう✨とお伝えするようにしています。
<注意される行い>
逆に歯周病の評価結果が悪化していたり、口腔清掃状況が改善が見込めない状態が続いている時・・・ 注意をするようにしています。
『このままだと、歯は抜けてしまう。歯周病は日々のお掃除が大切なのだ、歯周病により悪化する生活習慣病はたくさんあり、重症化すると死亡してしまう病気もある。』
など、私に歯周治療の重要性について説明されながら、しっかりとお掃除をされることになります(笑)